chikuraのキラキラdays

~ペットちゃんと飼い主さんの絆を深めるお手伝い~アニマルコミュニケーターchikuraの 日々のできごとや感じたことの記録です

Take a look at this

不妊治療・年齢別戦略

  22, 2009 00:11
9月17日の日記で書いた、漢方薬局で頂いた不妊治療の本のコピー。
希望の方がいらっしゃったので日記にアップさせて頂きます。

私も治療を始めた頃、様々な本を読んだりネットで調べたり、病院で話を聞いたりして、厳しい現実を突きつけられ、かなりへこました。
改めてまた読んでみてもショックはショックです。

なので自信のない方はここから先は読まずにスルーして下さい。
ご夫婦で話し合ったことが一番ですし、病院によって方針なども違いますので、この本の内容が絶対ではないので、参考程度に読んで頂けたら幸いです。











<女性の年齢別戦略>

■高齢になるほど「卵子年齢」が上がり、「排卵力」が衰える
■30代前半なら「とりあえず検査だけ」でもいい
■40代以上なら「あえて自然に任せる」選択もある

女性の年齢は、不妊治療の戦略を考える上で最も大きな要素です。
30代後半から、治療の成功率が年々低下するためです。
なぜ高齢になると妊娠・出産が難しくなるのかを解説し、年代別の基本戦略を紹介します。


●「卵子年齢」が出産率の決定因子
 
 不妊のため来院した夫婦の治療方針を決める際、医師が最も重視するのが「妻の年齢」です。夫婦を検査して、妊娠を妨げるような医学的な原因が特に見つからなかった場合、まずはタイミング療法、次に人工授精を行い、それでも妊娠しなければ体外受精を考慮しますが(ステップアップ)、その各ステップにかける時間を、女性が高齢になるほど短くします。
 例えば女性が30歳なら、タイミング療法を1年ほど行い、それでも妊娠しなければ人工授精へとステップアップします。しかし女性が35歳なら、タイミング療法を半年行った時点で、人工授精へのステップアップを勧めるのです。女性が高齢になればなるほど、各ステップにかける時間は短くなり、40歳以上では最初から体外受精を受けるよう勧めることもまれではありません。
 これはひとえに、女性の妊孕性(妊娠しやすさ)が、加齢とともに低下するためです。
 第1章で、女性が高齢になるほど体外受精の成功率が低下するというデータを紹介しましたが(このページはコピーしてもらってません。ごめんなさい)、この「加齢による妊娠・出産率の低下」は体外受精に限った話ではありません。人工授精や自然妊娠でも、女性が高齢になるほど、妊娠率は下がり流産率は上昇します。
 原因は、卵子の加齢。そのことがはっきりとわかるデータを紹介しましょう。
 米国では体外受精を行う時、自分の卵子を使わず、20代から30代前半の若い女性から卵子を提供してもらう「提供卵子による体外受精」が広く普及しています。その場合の「胚移植1回当たりの出産率」は、胚移植を受けた女性の年齢(25~46歳)にかかわらず、50%前後で安定しています。つまり、若い卵子を使えば、45歳の女性でも25歳の女性と同程度の確率で出産できるのです。
 一方、自分の卵子を使った場合の胚移植1回当たりの出産率は、35歳頃から下がり始め、40歳では21.1%、45歳では2.0%です。こうした厳しい現実があるため、医療機関では女性が高齢になるほど、妊娠率向上効果が最も高い体外受精を少しでも早くスタートしようとするのです。


●「排卵力」も加齢とともに低下する

 高齢妊娠を難しくするもう一つの要因が、「排卵力」(卵巣予備能)の低下です。
 1回の月経周期に排卵される卵子は通常1個ですが、同じ時期に成長する卵子は十数個あります。そのうち1つだけが選ばれ、成熟を続けて排卵されるのですが、この「同時期に成長する卵子の数」が加齢とともに減るのです。
 排卵される成熟卵子の“候補”が10個あれば、質のいい(加齢によるダメージが少ない)卵子が排卵される確率が高くなります。しかし、候補が5個しかなければ、良質な卵子が排卵される確率は半分になりますし、1~2個しかなければ卵子が排卵されないことも起こり得ます。
 排卵候補卵子を毎回、何個成長させる力が卵巣にあるかには個人差があります。ただ、誰もがいずれ閉経を迎えるように、誰でも高齢になるほど卵巣予備能は下がります。候補卵子数が減って、良質な卵子が排卵される確率が下がるので、自然には妊娠しにくくなるのです。
 この候補卵子が何個作られるかは、体外受精の成功率にも大きく影響します。
 体外受精では一般に、排卵誘発を行って、この候補卵子をすべて排卵に適した段階にまで成熟させます。候補卵子が10個あれば、7~8個は成熟卵子を採卵できます。しかし、候補卵子数が少なければ、卵子が採卵できないケース(採卵キャンセル)も出てきます。採れた卵子の数が少ないため、受精・培養を経て胚にまで1つも育たない(採卵はできても胚移植ができない)といったことも起こります。
 高齢になるほど、体外受精で「卵子が採れない」「胚移植ができない」という事態が生じやすくなることも、治療戦略を考える上で知っておくべきでしょう。


●年代別戦略~30代前半まで~ 「検査だけ受ける」戦略もOK

 そろそろ子供が欲しいと考えている夫婦で、妻が35歳未満なら、「とりあえず検査を受けてから、どうするか考える」という戦略も成り立ちます。妊娠を妨げる医学的な原因が見つからなければ、後は二人の気持ち次第。「すぐに子供が欲しい」なら治療を受ければいいでしょう。「そのうち授かればいいな」と思っているなら、医療機関で治療を始めてもいいし、基礎体温と市販の排卵検査薬を使って、自分達でタイミング療法をやってみても構いません。
 ただし検査だけは、夫も含め、妻が35歳までに受けることをお薦めします。なぜなら、不妊の原因が見つかった場合、女性が若いほど治療による妊娠率が高い上、治療の選択の幅も広いからです。
 例えば女性に卵管癒着があると判明した場合、若ければ、手術で卵管を治して自然妊娠を待つことができます。卵管が回復するまでにかかる時間を経ても、自然に妊娠できる確率が十分に高いからです。男性に精索静脈瘤があり、精子数が少ない場合でも、女性が若ければ「自然妊娠のために手術で精索静脈瘤を治す」という選択ができます。仮に男性が無精子症で、妊娠のためには顕微授精しかないと診断されても、女性が若いほど高い成功率が期待できるのです。
 治療を受けるかどうかや、どんな治療を受けるかは二人で話し合って決めることですが、もし治療を受けるなら、少しでも成功率が高いうちの方がいいことは確かです。そのためにも、検査だけは早めに受けるようにしましょう。


●年代別戦略~35~37歳~ 受診時に治療も視野に入れよう

 女性が35~37歳なら、二人は「少し急いだ方がいい」でしょう。医療機関では、一通りの検査の後、できるだけ早く治療を始めるよう勧めるはずです。できれば、どの段階までの治療を受けるかを、医療機関を受診する前に二人で話し合って決めておくといいでしょう。
 もちろん、検査を受けた後で、治療について改めて話し合うことも可能です。しかし、自然に妊娠する確率だけでなく、体外受精などの成功率も、時間と共に下がります。また、手術で治せる不妊原因があっても、その後の自然妊娠率を考えると、「本当は、自然な形で妊娠したかったのに…」と、後悔含みで体外受精へと進むことにもなりかねません。難しい判断を、短時間で下さなければならなくなるケースが増えるため、気持ちの備えが大切になるのです。
 なお、この年代から、産まれてくる赤ちゃんに、ダウン症などの染色体異常がある確率が高くなってきます。“高齢妊娠のリスク”の一つとして知っておきましょう。


●年代別戦略~38・39歳~ 「すぐ体外受精」も現実的な判断

 「40歳になる前に」と、それまで迷っていた二人が駆け込み受診するのがこの年代です。医療機関によっては、すぐに体外受精を受けるよう勧めるかもしれません。明確な不妊原因がなくても、最初から体外受精を受けた二人の方が結果的に子供を授かる確率が高いためです。今回の取材でも「38歳からは、『治療の進め方を3ヶ月単位で考えましょう』と患者さんに説明している」との意見をよく聞きました。
 どこまで切実に子供を欲しいと思っているのか。それが「体外受精の勧め」という形で二人に突きつけられます。気持ちのズレをすり合わせる必要も出てくるでしょう。そして、「いつまで治療を続けるか」という難問に、答えを出さなければならなくなる日がやってきます。
 いずれにせよ、最初に受診する医療機関は、体外受精を熱心に行っていて(目安は年間300回以上)、胚凍結が可能な施設にすべきでしょう。そうした施設の方が一般に治療の成功率が高く、かつ先端的なテクニックを持っているため、治療の選択の幅が広がります。


●年代別戦略~40歳以上~ 「自然に任せる」選択もある

 女性が40歳以上の夫婦の場合、不妊治療を受けられる医療機関が限られてきます。「検査は行うが、40歳以上の女性は治療しない」という施設が多いためです。最初に診療を予約する段階で年齢を告げ、治療まで行ってもらえるかを確認しましょう。二人が「検査だけ」のつもりであっても、この点は確認して下さい。治療まで行う医療施設にかかった方が、真剣に診察してもらえる可能性が高いからです。
 治療を受けても、妊娠する確率が低いことは心得ておきましょう。流産にもなりやすいため、出産率は更に下がります。「『半分諦めて、でも頑張りましょう』という気持ち」「短期決戦。1回1回の治療が真剣勝負」。40代の治療を行う医師は、こんな思いを抱いています。「ご夫婦が、やれるだけのことはやった、と諦める。そのために不妊治療医はいるのかもしれない」と打ち明けた医師もいました。
 なお、この年代では、体外受精を受けた場合の妊娠率と、自然に妊娠する確率との差は数%です。治療を受けず、自然に任せるという選択も、十分あり得ると思います。


○女性の年齢を考慮したステップアップ治療のスケジュール

 30歳…タイミング療法(1年)→人工授精(1年)→体外受精
 35歳…タイミング療法(半年)→人工授精(半年)→体外受精
 38歳…タイミング療法(3ヶ月)→人工授精(3ヶ月)→体外受精
 40歳…体外受精


○治療1回当たりの成功率(体外受精)
 (高齢になるほど採卵や胚移植のキャンセルが増える)

          採卵  胚移植  妊娠  出産
 35歳未満   91%   86%   43%  37%
 35~37歳   87%   83%   36%  31%  
 38~40歳   83%   78%   28%  21%
 41~42歳   80%   73%   17%  11%
 43歳以上   76%   65%   9%   4%


○女性の年齢と出生児の染色体異常率

 年齢   ダウン症   何らかの染色体異常
  25    1/1250       1/476
  30    1/952       1/384
  35    1/385       1/192
  36    1/294       1/156
  37    1/227       1/127
  38    1/175       1/102
  39    1/137       1/83
  40    1/106       1/66
  41    1/82        1/53
  42    1/64        1/42
  43    1/50        1/33
  44    1/38        1/26
  45    1/30        1/21

※後半はグラフを文字にしたため、見難かったらごめんなさい。
関連記事
スポンサーサイト
  •   22, 2009 00:11
  •  0
  •  0

COMMENT 0

Post a comment