親友の七回忌

先週親友の七回忌へ行ってきました。

お葬式の時から内々で行っていて、親友の旦那さん・子供・お母さん・お姉さん家族だけ。
その中に友人である私が1人。
だからいつも声を掛けてもらえることが本当にありがたい。


時が経つのは本当に早いもの。
あれからもう6年。


親友が亡くなってからの1年がやっぱり一番辛かった。
一緒に過ごした四季があるから、その四つの季節を迎えると苦しくなっていた1年だった。


親友は子宮頸がんでそこからアチコチ転移し、2年の闘病の末、旅立った。


8年前の12月の土曜日、「chikuraちゃん・・・ガンだった…」と泣きながら電話してきた親友。
私も一緒に泣いたけど、症状があったのにどうして早く検診に行かなかったのかと心で責めた。
だけど検診にも行けないくらいに大変な状況であったことも、自分のことより家族を優先させる親友の性格もよく知っていた。

抗がん剤・放射線治療をし、私は治るって思い込んでた。
親友は身体がラクな時に電話してきてくれて、結構ケロリとしていたからかな。

7年前の12月、一緒にカラオケに行く予定でいたけれど、「リンパ節に転移しちゃって行けなくなっちゃった。ごめん」と連絡があった。
結局彼女とのこの最後の約束は果たされず、彼女が旅立った後一人カラオケに行く時は、親友が隣りにいると思って歌うことが習慣になった。

最後に電話があった6年前の5月。
その後何度かメールをしても返信がない。
でも治療していると、文字が読めなくなるって言ってたから、それでかな?治療が大変なんだろうな。また電話してみよう。
って思って、何度か電話をしても出ることはなかった。

その年の11月…彼女が旅立つ1ヶ月位前に、私はふとあるシーンが見えてしまった。
親友のお姉さんから電話がかかってきて、「chikuraちゃん、実はY(親友)は亡くなったんだ」というシーン。
時間は20時20分頃。
なんとなくトイレのカレンダーを見ている時に、過ぎったシーンだった。
私はビックリして「まさか、まさか。そんな不吉なこと考えちゃダメ!」って思った。

けれど翌月のある日の夜、電話が鳴った。
その瞬間、親友のお姉さんだっていうのがわかった。
時計は同じ、20時20分。。。。。
でもお姉さんが「chikuraちゃん、元気~?」なんて明るく話してきたので、「もしかして皆で会おう」って言うのかしら?なんて思ってた。
けど、やっぱり・・・・・・・だった。


久しぶりに会った親友は、私の知らない親友の顔だった。
信じられない気持ちで一杯だったのに、この日が来ることを私は知っていたかのようだった。
なぜなんだろう。
絶対治るって信じていたのに。

小さな子供を残していってしまった親友。
あんなに家族のために自分を後回しにしちゃって、結局あなたが先に逝ってしまったら何の意味もないじゃん。
バカだ。バカだ。
何度もそう心で責めた。
だけど会いたくて会いたくて仕方なかった。

お葬式の日、最後のお別れで部屋の隅で静かに泣いていたお母さん。
少しでも胸が痛まないようにと、私は親友の子供の手を握った。
握り返してきたその小さな手を、私は一生忘れないだろう。


それからというもの、私はたくさん自分を責めた。
どうしてもっと早くお見舞いに行かなかったのだろう?
もしかしたら親友は、余命を知っていたのに私に教えなかったのだろうか?
どうしてあの時素直に「ありがとう」が言えなかったんだろう?
どうしてあの時プライドが邪魔して「ごめんね」が言えなかったんだろう?
どうして、どうして、という言葉が止まらなかった。

幸いお姉さんがとても気さくな人で、ある日私はお姉さんに聞いてしまった。
「そうだよね、chikuraちゃんにしたら急な話だもんね。私達は段階を見てるからね」と話を聞いてくれた。
その時一番知りたかったのは、彼女が死ぬということを知っていたか?ということだった。
でも、「ううん。Yはそんなこと知らなかったと思う。ずっと治るって思ってたと思うよ」と。
その一言で随分私は救われたような気がしてしまった。なぜか。

そしてお母さんがお通夜の日に教えてくれたこと。
親友はお母さんに私のことをよく話してくれていたそう。
だから、先がもう短いことを予感したお母さんは、なんとか私に連絡をしようと思ったらしい。
ある日、親友の携帯をこっそり見て私の電話番号を調べようとしたら、急に親友がむっくり起きてきて怒ったのだそう。
「だってYもchikuraちゃんに会いたいだろう?だから連絡先を調べようと思って」と言ったら、「そんなことしないでよ!chikuraちゃんが心配しちゃうじゃん!!」って、それはそれは相当怒ったのだとか。
そしてお母さんは、「Yがあんなに怒るから、結局chikuraちゃんに連絡できなくてごめんね。。。」と謝ってきた。
けれど私からしたら、親友もお母さんも悪くないんだ。
連絡がないのなら、夜なら確実に旦那さんもいるわけで、その時間に電話して聞くべきだったと、物凄く後悔した。


そうやってずっと私は自分を責めた。
2年位は責め続けてきたんじゃないだろうか。
早く検診を受けた方がいいって言うべきだった、と。
そうしたらこんな後悔のスパイラルも、こんな深い悲しみはなかっただろうと。
彼女に出会った意味も、別れた意味も考えることなんかしなかった。

周りの人から「Yちゃんの分も生きて」って言われたりするけど、私はそれは違うって思うんだ。
それはその人の優しさなのでそれは受け入れるけれど、親友の分は私は生きられないもの。
そんな倍な生き方、できないもの。
親友は親友の人生しか生きられないし、私は私の人生しか生きられないよ。
親友の分まで生きてしまったら、横取りしたみたいで嫌なんだ。
彼女は彼女の人生があって、彼女の分も生きたら失礼だと思うんだ。



6年経った今・・・
もちろん1日たりとも親友のことを忘れたことはない。
たまーに責めてしまう時もあるけれど、そして月を見た時に泣いちゃう時もあるけれど。

あの日から変わらないのはね、
「親友に恥ずかしくない人生を生きる」
「そしてあっちに行ったら、素敵な報告をいっぱいする」
それが私が死んでからの夢なんだ。

でもね、恥ずかしくない人生というのがちょっと変わったかな。
以前は他人軸で考えていたことだけど、今は「本当の意味での自由である私」というのが「恥ずかしくない人生」になると思う。
そしてきっとそれが自分にはできると思うし、親友は必ず応援してくれてるって自信がある。


親友に出会えたことに、ただただ感謝。
ありがとう。
これまでも、これからも、よろしくね。





昔から私のことを知ってる人は「耳にタコ~!」って言うかもしれないけど(笑)、親友が亡くなる1ヶ月位前に知った曲。
マッキーの「Hey...」。
マッキーの親友が亡くなったのを曲にしたものだそうで、その頃は歌詞よりも曲にほれ込んでCDを購入。
まさかこの曲が、私の支えになるとは思わなかった。
誰かの支えになったらな。
※残念ながら動画は削除されてしまったようなので、歌詞を…→槇原敬之「Hey...」



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Comment (6)

ひとこ #-

No title

Yさんは病床にありながらも、chikuraさんを気遣っていたんだね。
どれだけ優しいだろ。

あの笑顔で「chikuraちゃんたら!」って、見守ってくれていると
私は思います。

2014/12/06 (Sat) 06:26 | URL | 編集 | 返信 | 
chikura">

chikura #-

ひとこさんへ

いつもコメントありがとう^^

そうなんだよね、それを知った時に胸が痛くなった。
また、女性だからそういう姿を見せたくないって気持ちもあったかもしれないしね。
もしかしたら「元気になったら会うから」と思っててくれたかもしれない。

うん、私もあの笑顔で私を見守ってくれてると思うんだ(*^_^*)

2014/12/06 (Sat) 19:55 | URL | 編集 | chikuraさん">返信 | 

月子 #-

亡くなった人を忘れない限りずっと行き続けるっていうから、だったら後悔じゃなくて、楽しい暖かい思い出を心に思っていたいね(*^^*)
どうしても後悔の気持ちが、波のように、繰り返してやってきてしまうけど、だんだんと凪になってくれるんじゃないかと思う。

2014/12/07 (Sun) 13:40 | URL | 編集 | 返信 | 
chikura">

chikura #-

月子ちゃんへ

こちらにもコメントありがとう~。

その通りだと思う。
でも、亡くなって暫くはどうしても後悔が先にきちゃうよね…。
それはもう仕方ないことなんだろうね。
家族だったら、側にいて看病してて段階を見てるから違うのかもしれない。
お姉さんがそう言ってた。
覚悟が決まってくるって。
今も後悔はたまに出てくるけれど、でも楽しい思い出を思い出すことの方が断然多いかも。

そうそう、アルフィーの今ツアーの「クリムゾンキス」で赤いチーフを使うでしょ?
あの赤いチーフが配られた日(確か12/22だったと思う)に親友と一緒に行ったのね。
亡くなる数年前に「まだあれ取っといてあるよ~」って言ってくれたのを覚えてる。
だから今ツアーの「クリムゾンキス」は、それを思い出すんだよね(*^_^*)

2014/12/07 (Sun) 18:21 | URL | 編集 | chikuraさん">返信 | 

月子 #-

親友さんも、chikuraちゃんとの楽しい思い出をたくさん持って、笑顔で見ていてくれてるのかもね。きっと、そうだ(*^^*)

2014/12/07 (Sun) 21:05 | URL | 編集 | 返信 | 
chikura">

chikura #-

月子ちゃんへ

コメントありがとう。
お返事遅れてごめんね。

楽しい思い出を思い出すだけになるまで時間がかかったけど、それで親友が笑顔で見守っていてくれたら、こんなに嬉しいことはないよ~^^

2014/12/13 (Sat) 14:27 | URL | 編集 | chikuraさん">返信 | 
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